巨大台風と闘う?
夏本番。
夏になるとやってくるビッグなあいつ。
伝説のビッグウェーブとともにやってくる憎い奴。
台風。
かつては890hpa(!)の台風が存在したらしい。
いくらなんでも強すぎるだろ!
ん?
よく945hpaとか聞くけどアレは何だって?
hpa(ヘクトパスカル)とは気圧の高さをあらわす。
ちなみに大体平均して1気圧=1013hpa位と考えてもらって
間違いないと思う。
あと水銀柱の高さを元にした気圧単位 mmHg ってのもある。
760mmHg=1013hPa=1気圧な。
で何で低いほうが強いのか?
…高けりゃ強いってもんじゃないわけで。
掃除機を思い出してくれ。
掃除機のノズルに手や顔や○○ぽ(よい子は真似しちゃダメ!)なんかで
ふたすると引っ付いてしまう。
また、掃除機の風はノズルの中のほうに吹き込んでいる。
台風はこの超巨大版だと考えてくれ。
水分を吸い込む力がそれだけ回りより高く、また回りと
圧力が違うため、結果、大雨と大風を引き起こす。
台風ってのは太陽エネルギーが生み出した巨大な上昇気流であり、
そいつが大量の水を吸い上げていく結果生まれた存在だ。
エネルギーは最大で水爆100個くらいだからたいしたこと…あるよな。
なんで竜巻みたいに人間が吸い上げられないのか。
これは平たく言えば吸い込み口の違い。
掃除機の例えに戻ると、細いノズルが竜巻って所だな。
そんなわけで通常1013hpaのところに890hpaの台風が近づくと、
すごい大風になるわけだ。気圧差激しいからな。
「40mで人が飛び、80mで二人飛ぶ」
ってところだ。
台風に備えては、治水工事とかするだけしか対策は無いのかっていうと
…一応昔アメリカで行われた方法とか書いてみる。
ヨウ化銀の粉末を台風の目に打ち込み、雨を海の上で降らせた。
あとドライアイスとかでもいいかもしれない。
これはどういう方法かというと、雨の"芯"をばらまいて海の上に
雨を降らせることで、雨の量を減らすという手口だ。
実は雨には"核"となる微細な粒子が大概含まれている。
そのためこの方法がうまく行くのだ。
アメリカのこの実験では最大15%威力を落とせたらしい。
しかし結構コストがかかる。大体台風に近づく手段があまり無いし。
高空からばら撒く必要があるからな。
で、ふと思った。
北○鮮でつくってるあのミサイルあるけど、あれどうせしばらくしたら
いらなくなるから、あれに降雨のための材料になるモノつめて飛ばすのどうだろ。
どうせ核いらないし、ついでにミサイル要らないし。
台風の威力適度に押さえられて皆ハッピーなわけだが。
…冗談のけて、そのうちやらないといけなくなったりしてな。
異常気象が頻発してること考えたら、笑い事じゃないっす。